Rig制御


Turbo Hamlog Win にてKENWOOD機もRig制御が出来るようになりました。 
(注) ここに掲載した超簡単回路によるI/Fにての動作テストは
    DOS/V機 IBM Aptiva 47J  ( com1 ) でのみです。
    全てのメーカーのパソコンで動くと言う保証は有りませんので、ご注意下さい。 
 
2000.08.18  THW4225テスト版から


zLogwのバンドスコープの使用  CQWW CW コンテスト参加中の画面を追加しました。
Rig制御する為のハムログの設定方法
RS−232Cの設定の確認方法
USB --> RS-232C変換アダプターのインストール
JH0IXE・相宮さんのHP
ICOM機用のI/Fの回路図、IC-756の改造、ハムログの周波数やモードの
取得機能の「便利な使い方」等が詳しく解説されています。 JF5SGU・黒田さんのHP
ICOM及びKENWOOD機のI/Fの制作、設定、動作テスト報告などが詳しく書かれています。



  私は今回、2000.06.03に初めてTS−850SのRig制御が成功したばかりです。
  最近のKENWOODのトランシーバーはパソコンのRS-232Cと直接ケーブルにて
  接続し、制御出来るようになっているようです。
  私のTS−850Sはインターフェイス(I/F)が必要です。
  純正ではIF−232Cがあったようですが、すでに製造中止になっています。
  zLogwの掲示板にて数局よりアドバイスや回路図を分けていただきました。
   
  (1)K6XX局の下記HPに回路図があります。
     K6XX's HP 
  (2)CQ誌 1993年3月号に回路図が載っています。  ( Tnx JR9OPJ局 )
  (3)(1)のFigure 2. よりも超簡単な回路もあります。 ( Tnx JK6SEW局 ) 
     これは470オームの抵抗1本と5Vのツェナーダイオード1本です。	
  (4)ARRLのハンドブックに載っている回路図。     ( Tnx JH0ISW局 ) 
     IC MAX232 他を使用している。

  私は(1)、(2)、(3)と作成しました。  結果は....
  
  (1)はRig-->PCの情報は表示しましたが、ノイズの為か不安定でした。
  (2)OKだったが、ケースに入れたりしているうちに、どこかが壊れたのか
     現在は動かなくなってしまいました。+12V、+5V、−12Vの電源が必要。
     実際は3端子レギュレーターとタイマーICの555を使用することにより+12V
     のみ供給すればOKです。IC3ケ、他にRやCも併せて12ヶ必要。  
  (3)部品点数も超少ないし、電源も不要です。上手くRIG<-->PCの双方向で
     動作しています。
          JA2BQX現用の超簡単回路図のHP このI/Fにて下記のソフトでのRig制御が出来ることを確認済みです。 Turbo Hamlogw for Win , zLog for Win , Logger      zLogwにての動作      Rigの周波数、モードがzLogw側に表示されます。      Rig 側で周波数およびモードを変更すると zLogw 側もそれにあわせて変化します。      zLogw 側で Band や Mode を変更すると Rig もそれにあわせて変化します。      私の家はケーブルTVを入れています。インターネットも出来るので電話料も      かからずに、月の固定料金で24時間接続OKです。      コンテスト時はTelnet接続にてクラスターを見ています。      この情報をダブルクリックする事によりRigがその周波数に自動で変わります。      なおかつ、zLogw側もコールサインが自動入力され、バンドもそれにあわせて      変更されます。Rig制御をして良い点の1つはRig側のバンド、モードと      zLog側のバンド、モードが自動的に一致することです。Rig制御していない      時はRig側でバンドを変えても、zLogw側のバンド変更を忘れていることも      たまにあったりしました。今度はその心配はありません。      PSK31も運用出来て、Log機能のある「Logger」と言うソフトでも試して      見ました。交信データ入力欄のBand,ModeにRigよりデータを      リアルタイムに取込出来ます。      パケットクラスターやTelnetに接続時はそのデータをクリックすると      クラスターのデータにあるBand、ModeにRigを変更出来ます。        (注)上記の回路で上手く動作しなかったのは私の制作およびPC等の設定不良の      為で、決して回路に問題が有るわけではありませんので誤解の無いように。    zLogw側の設定   メニューの [Windows]  [Options]  zLogwの設定画面   PCの設定はKENWOODの無線機の場合には   通信速度    :  4800bps   スタートビット :  1ビット   データビット  :  8ビット   ストップビット :  2ビット   パリティ    :  なし   フロー制御   :  なし   7月に入ってからPCの動作が色々と不安定になってしまったので、リカバリーを   しました。そうしたらRig制御が上手く行かなくなってしまいました。   zLogw側からの制御は出来るのですが周波数を表示してくれません。   RS−232Cの設定問題だと思いますので、ターミナルソフトにて再度設定しました。   下記にJA3THL局作成の「パケット通信専用 ターミナル ExTerm Ver1.7d 」が   公開されています。フリーソフト です。   JA3THL's HP   このソフトをインストールします。そして起動させて設定画面にて設定をします。   メニューの「設定」「保存」を実行します。   その後、zLogwを起動しRig control画面にて「Reset rig」を   クリックすることにより周波数表示が出来ました。           ExTermの設定画面  ExTermにてのモニター方法  これを起動させ、設定で「TNC接続を確認しない」にして「保存」します。  一度ExTermを終了させてから、再起動して画面が表示されたら「Enter」を  押します。すると「?;」のプロンプトが出ます。  ここで  AI1; (auto infomation) と言うコマンドを送ると  ?;ai1;IF00021295294 -001000 0002000008 の様になります。  周波数やバンドなどが変化するとまたデータが送られて来ます。  IF00021295294 の部分は周波数で21.295MHz  0002000008  の部分の 2がモードでUSBです。  1=LSB、3=CW、4=FM、5=AM、6=FSK  次の3文字は [ FUNCTION ] の [ RX ] [ TX ] の組み合わせです。  000=RX:A TX:A 001=RX:A TX=B 100=RX:B TX:B 101=RX:B TX=A ---------------------------------- ExTerm にて調べた結果です。 2000.08.06 AI0; auto infomation 命令の off AI1; auto infomation 命令の on ?;ai1;IF00007010000 +001000 0001000008 ; IF; 情報の取得と表示の命令 IF00021155000 +001000 0002000008 ; abcdefghijklmnopqrstuvwxyz1234567890 <---- 桁位置 c - m 周波数 21.155MHz tuv RIT または XIT の周波数 x 0 = RIT off 1 = RIT on z 0 = XIT off 1 = XIT on 12 M.CH 4 モード 1=LSB 2=USB 3=CW 4=FM 5=AM 6=FM 567 000=RX:A TX:A 001=RX:A TX=B 100=RX:B TX:B 101=RX:B TX=A IF00000000000 +001000 000 200008 ; FUNCTION M.CH 00 を押したとき IF00000000000 +001000 010 200008 ; 01 M.CH/VFO.CH を回す IF00000000000 +001000 020 200008 ; 02 IF00021155000 +001000 0202000008 ; RX を押した時 ?;if;IF00021155000 +001000 0002000008 ; IF; を送ったとき RD; RU; IF; を送ったときと同じ内容が表示される UP; DN; 周波数が 0.01KHz ピッチにて +−する。 ID; ID009; RM; RM30000;   以下は使用目的、意味不明 SH; SH00; SL; SL00; SM; SM0002; PT; PT08; TX;  送信状態になる。 RX;  受信状態になる。 LK; FLOCKの状態表示   LK0; ==> FLOCK off LK1; ==> FLOCK on MX; APの状態表示 MX0; ==> AP off MX1; ==> AP on MD1; モードが 1:LSBに変更される。 MD3; とすれば CW になる。 FA; FA00007005900; VFO A が表示される FB; FB00021000000; VFO B が表示される FA00007005900; 周波数が 7.0059MHz に変更される。 FL; FILTER の状態が表示される。 FL005007; FILTER を下記のように設定する。 abcdef abc => 8.83側   def => 455側 002 12K 003 6k 003 6k 005 6k 005 6k 007 2.7k 007 2.7k 009 500 009 500 ------------------------------------------- 2000.08.07 ExTermにてあれこれとコマンドと思われるものを入力して試していましたが、 [FUNCTION] の[RX] [TX] を変更出来るコマンドは見つけだせずにいました。 しかし、本日YAHOOにて [TS-850] をキーにして検索し、あれこれ探していたら 運良くKENWOODのマニュアルをPDFファイルにて置いてあるFTPサイトを 見つけました。Rig制御に必要なコマンドが詳細に記載されていました。 FR0; FUNCTION の RX TX 共に A になる。 FR1; RX TX 共に B になる。 FT0; TX が A になる。 FT1; TX が B になる。 TS-950 , TS-850 , TS-690 , TS-450 , TS-570 , TS-870 TS-790 等が パソコンによるコントロールが出来るようです。 TS-570はRigにRS-232Cコネクターが付いていますのでI/Fは不要です。 直接、ストレートケーブルで接続します。実際に動作したとのレポートが 寄せられています。 TS-870も直接ケーブルで接続し動作したとのレポートを確認しています。 ------------------------------------------------------------------ ハムログの設定が終わったら一度、ハムログを終了する事。 Rig側はメニュー操作のNO.35の通信速度とストップビットを ハムログ側と同じに選択したら一度、リグのスイッチをOFFにして再びON. zLogw も問題無くうまく作動してます。 ------------------------------------------------------------------ 参考になるHP K6XX の無線機とパソコンとのI/F回路など JR9OPJ's HP  Logger や Rig 制御などについての詳しい解説