Mixw2h の紹介

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【ソ フ ト名】  Mixw2h.exe  MixW2 のファイルを Hamlog 用に変換する
【著 作 権者】  太田信博 JA2BQX
【対応  環境】  WindowsXP で動作確認済みです。
【必要なもの】  VB6ランタイム及び  KSORT32.DLL , DXCCCmas3.txt, cty.dat
        jcc_jcg_code.mas
【ソフト種別】  フリーソフトウエア
【転載  条件】  非商用であれば転載可(事後で結構ですから連絡をお願いします)
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    Mixw2h.exe ver5.02           2011.01.07


このソフトはMixw2.exeから Turbo HAMLOG/Win Ver5.* (THW5)用の
CSV形式ファイルに変換する為のソフトです。 

*** 重要注意 ***
MixwはCSVファイルを書き出す時にヘッダーの有無、項目の選択が出来る仕様に
なっています。
Mixw2h.exe側では項目数が異なるCSVファイルを扱うのは面倒ですので
Mixwの「書き出し範囲の選択」でヘッダーを含む全項目を書き出して下さい。
項目数に不足があるときはエラーメッセージを表示して終了します。
全項目とはヘッダーに書かれている下記の通りです。
Start date ;UTC;End date   ;UTC;TX kHz;RX kHz;Mode;Call;
RST S;RST R;Exch S;Exch R;Name;QTH;Domain;County;IOTA;
WW loc;QSL mgr;QSL snt;QSL rcv;Notes;Dxcc


起動時にDXCC CTY解析の為の処理及をしているので時間が掛かります。
普通はCSVファイルと言うと各項目の区切り文字に [ , ] が使用されていま
すが今回のファイルでは [ ;] が使用されているので入力ファイル指定時
(メニューの「開く」)に文字置換、入力件数カウントに時間が掛かります。
変換元データの項目に [ ;] や [ " ] や [ , ] が含まれている場合には
1局分のデータ読み込みに不具合が生じますので使用しないで下さい。
使用している場合には予め他の文字に置換して置いて下さい。

項目区切りの半角の ; の数が多すぎる時、及び
半角のカンマが含まれている時には入力ファイルと同じフォルダに
err.csv を出力するようにしてあります。
Hamlog用に変換するファイルからは除外されます。 
入力ファイルにADIF形式も指定出来ます。

【 インストールについて 】
自己解凍ファイル Mixw2h_.exe を実行すると
Mixw2h.exe , Readme.txt , DXCCmas3.txt , jcc_jcg_code.mas がインストールされます。
しかし KSORT32.DLL は各自で C:\Windows\System にコピーが必要です。
Mixw2.exe に付属している cty.dat を使用します。
これは起動後に所在フォルダを Mixw2h.ini に登録します。

ファイルサイズは大きいですがsetup.exeが作成される場合には
VB6のランタイムも KSORT32.DLL はC:\Windows\System にcopyされます。

フォルダ名には空白を含まないこと、余り深いフォルダでは無いこと。
不具合が出る事がありますので出来れば C:\Mixw2h\ が良いです。
KSORT32.DLL は C:\Windows\System にcopyして下さい。

setup.exe以外の時やVB6のソフト使用が初めての時などで
特定のDLL、OCXが無いと言うようなエラーメッセージが出る時には
必要なファイルが不足していますので下記URLより入手した自己解凍の 
VB6_SP5.exe を実行し作成されたsetup.exe を実行してVB6ランタイムを
有効にして下さい。

変換元の入力ファイルのあるフォルダはあまり深すぎないで下さい。
ファイル表示の時に画面からはみ出して文字表示がおかしくなります。
そしてフォルダに全角文字なども含ませないで下さい。

Mixw2h.exe を実行したらメニューの「ファイル」「開く」にて入力ファイルを
指定して下さい。出力ファイルは入力ファイルと同じフォルダに作成されます。

各種の処理設定はタブをクリックして希望の設定をして下さい。
コールサインに/が2ケある場合は2ケ目以降は無視しています。

/を含むコールの場合には/の左右で短い文字列の方にてcty解析をしています。

QSL MNG がいる場合には Rmks1 か Rmks2 に @ を付けて転記します。
CSV の時は QSL mgr に該当するデータ、ADIF の時は  のデータ。

THW5でのデータ入力画面上での「DX」欄のレ点について。
CSVファイルの最後の項目(0か8)がDXフラグです。
このソフトではTHW5用のCSVファイルのCode欄が下記の条件に
一致する場合には  0 (ゼロ 、DXにレ点が付かない)
一致しない場合には 8 (DXにレ点が付く)と言う仕様になっています。

500A  or  空白 or 先頭の1文字が数字で5未満 



【 「 表示in」 「表示out」 について 】
表示する迄に時間が掛かりますので、出力件数が1000以下なら即表示しますが
それ以上の場合には画面が表示されたら「読込開始」を押して下さい。
「 表示in」 「表示out」の同時表示も可能です。


【 画面サイズと位置の保存、復元について 】
メイン画面は初期サイズ以上には変更出来ません。
メイン画面の位置情報の保存と再現は可能です。
「 表示in」 「表示out」についてはサイズ、位置の両情報の
保存と再現が可能です。


作成された Hamlog 用 csv はメニューの「ファイル」「データのインポート」
「データ結合」にて「CSVファイル」「データに上書き」にて実行して下さい。
当然のことながら、全てのデータが *_n.csv に置き換わります。
上書きしないで追加するなら「日付時間が同じなら結合しない」を選択します。

【  QSL関係 について 】
入力ファイル形式がcsvの時はsent,rcvdの日付記入の有無により
入力ファイル形式がadiの時はsent,rcvdのY,Nにより判断します。


【  Freq の書式  最大は上位桁からの 7 文字 について 】
Hamlog側では小数点を含めて最大桁数は 7 です。
「 小数点以下  位に固定 」を選択し桁数を指定した場合には
3の場合には 123.456 とか 123.450 の様になり
最下位がゼロの場合もゼロが付きます。
入力Freqの少数点以下の桁数より少ない指定の場合には切り捨てです。

「 上位桁からの 7 文字 」を選択した場合には
123.45 の様になり最下位のゼロは消えます。


【 JA局のcode欄 について 】
Mixw2h からのデータを変換時に JA 局の CODE 欄には 500A が入ります。
JCC/JCG の情報を取得出来れば良いのですが現状ではデータが有りません。
JA 局の CODE 欄には 500A があると Hamlog にての QSL 印刷時には JST に
変換されて印刷されます。
これはHELPの「オプション」「QSLカード印刷」
「各項目について」「 交信時刻(T)」に下記の記載があります。

------------- HELPよりの抜粋 -------------
※年月日時分は、JSTで入力されてあっても、Code欄にDXのコードが
入力されてある場合は、自動的にUTCに変換されて印刷します。
---------------------------

この為にJA局でもUTCに変換されて印刷しない為に JA 局の CODE 欄を空白に
するように選択可能としました。

下記の条件に合い、「 JCC/JCG を取得する 」にレ点マールが付いていれば
JA 局の CODE 欄にコードを転記します。

入力ファイルが CSV の時には QTH または Note 、
ADIF の時は QTH または COMMENT に
JCC=1815 とか JCG=18007 等と記載があれば code 欄に転記します。
複数の項目内にあれば最後の項目内のデータが有効になります。
必ず半角の = でつなぐこと。項目内の両端では端側は省略出来ますが
他の情報に挟まれている時にはコードの前後には半角の空白があること。
CSVの時には下記の例のようになっていること。
;JCC=1815 Fijieda;  や ;Fujieda JCC=1815 Ota;  や ;Fujieda JCC=1815;

JCC =  とか JCG = 等と = の前に半角の空白を入れないこと。


【 Entity解析について 】
Mixw2.exe に付属している cty.dat を使用します。 ( cty-1606.zip )
最新版はK1EA局のHPの下記から cty.zip をダウンロード、解凍して下さい。
http://www.country-files.com/cty/

Prefix はHamlogw.mstと対応させた DXCCmas3.txt を使用して取得しています。
必要なら各ファイルを適正に修正して下さい。
DXCCmas3.txt を修正する際には下記に注意して下さい。
桁位置をずらさないこと。 半角カンマは使用しないこと。

消滅カントリーなど一部正確には変換出来ないものがあると思いますので
注意して下さい。そういうものは変換後に個々に修正して下さい。

下記は DXCC.dat にて説明しています。
これはCT.exeのCTY.datでも同様です。
現在の登録により解析しますので、例えば10数年前とかのQSO等には
不具合が出ることがありますので、ご承知おき下さい。

Pedなどでコールサインからだけではエンティテー解析が困難なものは
DXCC.DATを下記の様に修正して使用して下さい。

通常ならば FO0TOH は French Polynesia として認識されるが、下記の様に
修正することで Marquesas Island と認識される。  

Marquesas Island          32   FO/m
  FO0FR,FO0MAC/M,FO0MIZ/M,FO0PAP/M,FO0TOH;


【 周波数の変換・転記について 】
MixWからの出力はKh単位で少数点以下1桁 ( [ TX kHz ] からのみ変換 )
7028.8 , 21011.8 , 431234.5 等の様に430MHz帯までの様です。
Hamlog では Max 7 桁迄で MHz 表記ですので下記の様に変換します。(左桁合わせ)

    Mixw2        Hamlog
   7028.6  =>    7.0286
  21011.8  =>   21.0118
 431234.5  =>  431.234


【 Hamlog ver 5.* からjcc_jcg_code.masの作成 について】
Hamlog ver 5.* の Hamlog.mst より jcc_jcg_code.mas を作成できます。
このファイルからJA局のQTHより JCC , JCG コードを取得に
Hamlog ver 5.* のCode欄に転記出来ます。 


【Mixw2について】
下記HPを参照して下さい。
http://mixw.net/
有料ソフトです。試用期間は15日の様です。

Hamlog から Mixw2 への専用変換ソフトの開発・提供は考えていません。
全角を無視するなら私のHPの H_conv_L が使用出来ると思います。

【 THW5へのデータ結合について 】
詳しくはTHW5のHELPを参照して下さい。
下記も参考になると思われます。
http://homepage3.nifty.com/jg1mou/from_4.html

必ず結合処理の前に確実にバックアップを取っておいて下さい。
あくまでも自己責任ですので慎重に操作して下さい。


【 VB6ランタイムの入手について 】
Visual Basic6.0 (SP5) 基本ランタイムセット
下記より入手しインストールして下さい。
URLやファイル名変更でリンクが切れている場合は各自で
検索し入手して下さい。 

  http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/s0164162.html
 http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/util/runtime/index.html

【サポート等】
  バグ修正・要望などは以下の方法でどうぞ。
  可能な範囲内にて対応の努力をさせていただきます。

  http://www10.ocn.ne.jp/~ja2bqx/

【免 責】
 エラーチェック等を十分にしておりませんので、十分な注意の上ご利用下さい。
 本プログラムを利用によって生じた全ての障害、予期しない結果等に対して
 一切責任を負いません。プログラムに瑕疵が有る場合も同様です。

【Copywrite】
 このソフト(Mixw2h.exe) の著作権はJA2BQX・太田にあります。
 Turbo Hamlog の著作権はJG1MOU・浜田氏にあります。
 Key Sort ver 1.1 5の著作権は K.WAO 氏にあります。
 Windows の著作権はMicrosoft社にあります。

【謝 辞】
今回のソフト作成にあたりJO1QOR/小野さんのご協力を受けました。TNX
JE1BNZ宮本さんからサンプルデータなどの提供をいただきました。 TNX

【改版 履歴】
Ver 5.02   2011.01.07
         DXCCmas3.txt PJシリーズの変更をした。
         Hamlogのモードの桁数変更が可能になったので修正。 

Ver 5.01   2006.10.21
         MixwからのCSVの項目数が少ない時にエラーメッセージ表示。
         cty.datの分解時に配列の添え字数が不足する不具合の修正。
         DXCCmas3.txt に YU6 , KH8/s を追加。 
                  Hamlog ver 5.* のマスターファイル Hamlog.mst から 
         jcc_jcg_code.mas を作成する機能を追加した。

Ver 5.00   2005.04.07
         THW5用に修正した。

Ver 0.08   2003.08.21
         CSVからの Freq の変換の不具合を修正。TNX JF2MIL

Ver 0.07   2003.08.18
         CSVからの変換時にQSO年月日の不具合を修正。TNX JF2MIL

Ver 0.06   2003.02.26
         JA局の時にはcode欄を選択で空白も可能とした。  

Ver 0.05   2003.02.22
         THDLL2VB.DLL, HAMLOG32.DLL は不要とした。
         DXCC.dat から cty.dat の使用に変更した。
         DXCC_MAS.txt から DXCCmas3.txt の使用に変更した。
         画面サイズ関係の為にタブ使用に変更した。
         画面サイズ、位置の保存し復元する機能を追加した。
         「表示in」「表示out」の同時表示を可能とした。
         全件、指定日付以降の出力選択機能を追加した。

Ver 0.04t2 2003.02.20
         Freqの取得書式を設定出来る様にした。
         QSL関係を見直し、その他の修正をした。

Ver 0.04t1 2003.02.19
         ADIFファイルも可能にした。
          Mode 変換テーブル を8ヶに変更した。

Ver 0.03   2003.01.11
         元データのQTH転記不具合を修正した。

Ver 0.02   2003.01.11
         中間ファイル等が作成されない時にエラーメッセージを出力。

Ver 0.01   2003.01.10
         初期バージョン


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【ダウンロード】 Mixw2h_.exe のダウンロード (約 231 kバイト)


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